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みんな忘れるか、みんな思い出すか

2018年12月27日

                                       平成最後の年末、天皇陛下のお言葉には感銘を受けました。「象徴としての『旅』」というお言葉に人生を感じました。会社もお陰様で無事に仕事納めを迎えられそうです。
 今年は「さあ、これからだ!えいやーっ!」 捨てる・動く・磨く をテーマにして参りました。皆さんに、「動きましょう」「過去は捨ててリファイニングしましょう」「感性を磨きましょう」と伝え続けました。新事業が出来ました。新しい事業の芽も出ました。リファイニングにより、建築物のみならず総務経理の仕事もリファイニングでき、劇的に変化し始めました。もちろん良いことばかりではありません。採用には苦労しました。営業も厳しい一年でした。
 仏法は「嫌なことを忘れるのは大切だ。しかし嫌なことを忘れるなら、良いことも忘れろ」と教えます。人間というのは、良いことはみな仕舞い込んで、悪いことはみんな忘れろといいます。忘れるためには良いことも悪いことも忘れなくては忘れられません。けれどもそう簡単に忘れられるものではない。どうせ忘れられないのならば、嫌なことは皆思い出して、一つ一つどうして嫌になったのか、それを見極めろ、と仏法は云います。それが嫌なら両方忘れる。みんな忘れるか、みんな思い出すかです。
 2019年は、大阪でG20が開幕、そこからオリンピック、万博と次々とイベントが続きます。ただし2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災からほぼ10年。歴史には必ず断層があります。なにか驚くようなことが必ず発生しますが、万全の準備、こころと気持ちを整えて、2019年に臨んでいきたいと思います。
 みなを思い出すのは弥勒菩薩。みな忘れるのは百済観音といわれています。 皆さまが健やかなお正月をお迎えになられますようご祈念申し上げます。

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