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生態系の壊れた街・大阪

2018年3月27日

                                       大阪観光局の溝畑宏局長の講演を聞く機会がありました。幹線道路である御堂筋は全6車線。車の交通量は現在ピーク時の40%減、自転車は180%増。この数字から、側道を自転車専用道路にする社会実験がなされ、車道を更に縮小し、道路全体を緑に包まれた公園とショッピング空間街とする計画。実現できるかどうかは別として大変夢のある講演でした。
 講演の中で溝端局長は曰く 「東京でも、都心の公園では夏はミンミン蝉にはじまり、ニイニイ蝉、熊蝉そして蜩からツクツクボウシに終わり、鳥は春の鶯、秋の百舌などが聞こえる。靱公園は油蝉しか聞こえないでしょう。大阪は生態系が壊れている、私たちは生態系の壊れた街に住んでいるのですよ」彼は「大阪に生態系を取り戻したい」と締めました。
 さて次は、「都市・街」の役割です。まず芸術や文化の役割は、人間に原始的な感動を与えることです。人類の文化は都市を中心に発展してきています。芸術などの表現も、都市から生まれてきた様々な文化の一つです。私は「都市・街」と言う存在は芸術や文化を生み出すための舞台装置だと思います。  いま、我社はホームページのリニューアル作業を開始しました。イメージは、 ・緑と抜けるような青、そして白い雲 ・川のせせらぎ、林の中、鳥の声がする  ・生態系のある街 こんな処に住みたいし、こんな街や空間を少しでも創出したいなあと思います。京町堀にはイオン発生器や、床下に活性炭を塗り込める実験、マンションリノベーション「都会の杜」の実験は、コンセプトは良かったが、古民家調は間違えたかなあと思う。キッズルーム京町堀のWOODYBOXはこれからだが、明るくて良い。
 ノイメゾン石橋の6階から見える北摂連山は素晴らしい。こんな処に住む人はきっと芸術や文化を生み出すことができる・・これはちょっと言い過ぎましたかね? 色んな事を試してみたいですね。

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